カウンセリングルームから
Q心理療法(カウンセリングを含む)って何?
A:心理療法(カウンセリングを含む)はより良く生きていくために、生活上や対人関係の悩み、自分の内面の問題といった切り口で自分自身や環境を見直し、新たな目標・課題に取り組んでいくための方法です。
自分の気持ちや考えに向き合うという作業は、1人でおこなうのが難しいものです。
心理療法(カウンセリングを含む)ではご自身の特徴を見直したり、気持ちを整理したりするサポートを臨床心理士が担当します。
Qどんなかかわりができるか?
A:1人で抱えこんでいると苦しい思いを、安全に表現していただける場を準備したいと考えます。
専門家に苦しさを半分あずけることでこころにゆとりが生まれ、視野を広げて考えられる場合もあります。
患者さんがこころのエネルギーを充電したり、生活しやすくなったりするために、さまざまな視点から一緒に考えていきます。
Q診察と心理療法の違いって?
A:診察も心理療法も、お困りの症状や健康な側面を確認しながら患者さんの気持ちの安定を目指します。
その中でも
- 診察では、医学的視点から主に症状の改善・緩和に焦点をあてて必要に応じてお薬を処方します。
- 心理療法では、臨床心理学的視点から主にこころの働きに焦点をあててより自分に合った伸びやかな
生き方について考えていきます。
Q心理検査で何がわかるの?
A:心理検査にはさまざまな種類があるので、それぞれでわかることが違います。
たとえば、その人がどんな考え方・感じ方をしやすいかについての情報が得られます。
日々の生活のどんなところでつまずきやすいのか。
また、どんな資質を持っているのかを確認し治療や生活に役立てていきます。