より良い治療を受けるために
他の診療科と異なり、
「目に見えない心の病」の治療は診察や薬物治療を通じてなだらかに改善していきます。
じっくりと腰を据えて治癒に向かって治療を行っていかなくてはなりません。
治療の過程でご家族様は
- 早く治ってほしい
- 苦しそうな姿を見ていられない
と、気持ちの焦りが出てくることも多いです。そういった気持ちから「症状探し」を始めてしまい、
場当たり的な治療(対症療法)を求めてこられることもございます。
時にはその場をしのぐ薬物療法も大切です。
しかし、症状軽減を焦りすぎたがために「多剤多量」となり、「治療の趣旨がわからなくなる」といったデメリットに至ることが予想されます。
- 症状の出所をしっかりと把握すること
- 時には治療の効果が表れるまでじっくり待つこと
- 治療の方向性、治療の流れを担当医に確認すること
焦るお気持ちは十分ご理解いたします。
適切な治療を受け・良い結果を得るためにも、
診察の中でしっかりとご相談されることをお勧めします。